研究について:口腔癌
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昭和大学歯科部顎口腔疾患制御外科学教室(新谷外科教室)では、以下のような研究を行っています。
口腔癌の撲滅のために

口は食べ物の入り口であり、呼吸の入り口でもあります。「食べる」「飲む」「しゃべる」「声を出す」などの さまざまな機能があります。また、顔の中心でもあり、「見た目」にも大きく影響します。 われわれ専門家はこの口の中を口腔と呼びますが、この口の中にがん、「口腔癌」ができることがあります。
口腔癌を早期発見することは、国民の口の中を見る機会の一番多い歯科医師の責任です。その取り組みとして、地域歯科医師会と連携した口腔癌検診を行っています。早期発見された口腔癌の治療は、標準治療(手術、化学、放射線療法等の単独、あるいは組み合わせ)が望まれます。当科ではさらに身体にやさしい癌治療、低侵襲治療、そして「切らずに治す」治療を最終目標として 臨床ならびに基礎研究を行っています。
われわれは、口腔癌を早期に発見し、早期に治療すること、そして口腔癌という難敵を攻略するために、相手をよく知ること—即ち、癌の生物学的特性を把握するために日夜、研究しています。
癌の生物学的特性の基礎研究
癌の生物学的特性の基礎研究

- 口腔癌特異的な遺伝子もしくはタンパク質発現の網羅的解析
- 新規標的分子の探索および解析
- 抗癌剤、放射線治療効果の解明
- 新規治療法の開発(がん融解ウイルス、新規抗癌剤創薬)
口腔癌早期発見のための臨床研究
口腔癌検診

当科では口腔癌の早期発見のために上述したように早期発見に関連すると思われる新規標的分子の基礎研究を行っています。しかしながら、実際の臨床では口腔癌が疑われる患者さんをいかに専門的医療機関に受診させ、早期に治療させるかが大きなポイントです。当科では、この問題に関して地域歯科医師会と連携した口腔癌検診を2007年から行っています。
ゲノム遺伝子診断

早期がん発見のための唾液中の新規腫瘍マーカーの探索を考えています。採血よりさらに簡便な唾液採取は、患者さんにやさしい検査方法です。また、口腔癌発見の最前線に位置するかかりつけ歯科医院で、これらの検査が一般的に行えるようになれば、口腔癌の早期発見率は確実に向上するでしょう。唾液をカップに吐いてもらうだけで、がんかどうかを見分ける技術。 われわれはUCLAとの共同研究を含め、その実現に努力しています。


